2020年9月9日に週刊少年マガジン41号に掲載された「東京卍リベンジャーズ」(和久井健)の最新話【173話】のネタバレと感想をまとめました。
兄と慕う佐野真一郎の死によって灰になった黒川イザナは、稀咲鉄太とともに天竺を結成しました。
黒川イザナの目的は、佐野真一郎の弟である佐野万次郎を灰にしてお兄ちゃんにすることです。
エマを殺した理由を問う佐野万次郎に、「オマエが全て奪った」と黒川イザナは蹴り上げます。
二人の激闘が始まりました。
【東京卍リベンジャーズ:173話】最新話ネタバレ
回想(問い)
佐野万次郎の回想から始まる。
生前、佐野真一郎は佐野万次郎にもう一人の兄がいたらどうするかを問う。
佐野万次郎は考え込む。
劣勢に立たされる佐野万次郎
黒川イザナの蹴りが佐野万次郎を直撃する。
心配する花垣武道。
黒川イザナはバケモノかと驚く松野千冬。
「お前の本気はこんなものか」と連打する黒川イザナ。
佐野万次郎が手を抜いているのではないかと心配する花垣武道。
「佐野万次郎は全力だ、それ以上に黒川イザナが強い」と答える龍宮寺堅。
黒川イザナの背景
黒川イザナが佐野万次郎を圧倒する姿を見て、沸き立つ天竺幹部たち。
天竺四天王の鶴蝶は冷静に黒川イザナの強さの源を語り始める。
孤独が黒川イザナの強さなのである。
12歳の時、集団に襲われて重傷を負った黒川イザナは、回復後に一人ずつお礼参りをして潰した。
全員再起不能にし、最後に残ったリーダーを徹底的に追い詰めた。
「リーダーが生きている限り、関わる人間全員再起不能にする」
そのように脅されたリーダーは、首を吊って自殺した。
どんな人でも殺さないように力をセーブする。
しかし、他人に興味のない黒川イザナは殺すことに対するリミッターがないのである。
「黒川イザナの拳は人を殺すものだ」と鶴蝶は断言する。
佐野万次郎の反撃
「本当に殺してしまうぞ」と黒川イザナは嘲笑うかのように佐野万次郎に告げる。
大きく吹っ飛ばされた佐野万次郎だが、ダメージはあまり受けていないように見える。
佐野万次郎は、他人に興味のない黒川イザナに向かって、「お前の為に戦った仲間にも興味がないのか」と蹴り返す。
佐野万次郎の言葉に思うところのある顔を見せる天竺幹部たち。
黒川イザナは、「俺の為じゃない、俺が怖いからだ」と言い放つ。
「天竺にあるのは恐怖と利害のみ、信頼や友情なんてない」と言いながらも黒川イザナは動きに精彩を欠いていく。
「佐野万次郎の蹴りをあれだけ防御した黒川イザナの手足はボロボロだ」と龍宮寺堅は分析する。
本当は孤独じゃない
自分を孤独だと信じている黒川イザナに対して、佐野万次郎は「どこまで自分を孤独だと決めつけるのだ」と言う。
佐野真一郎もエマも死んだ佐野万次郎に対して、「お前も孤独だろうが」と強烈な蹴りを入れるも防がれる。
そして、佐野万次郎は諭すように言う。
「お前には俺がいて、俺にはお前がいる」
佐野万次郎は「きっと好きになる」と答える。
感想
他人を信じず、残虐さを持って天竺を支配している黒川イザナですが、本来の性格は、佐野真一郎に見せた人懐っこい性格なのでしょう。
恐怖で支配とはいっても天竺幹部たちは、黒川イザナを慕っているようにも見えますし、佐野家(黒川イザナと佐野万次郎の父は同じ)の血筋は人を惹きつける何かがあるのでしょうかね。
年齢上では黒川イザナの方が兄に当たるのですが、かなり捻くれた生き方をしてしまったせいなのか、佐野万次郎の方が精神年齢は高そうに見えます。
最後に佐野万次郎は、黒川イザナを救いたいと吐露しますが、エマを殺された佐野万次郎が、よくその境地に至れたものだと思います。
正直、エマを殺されているので、ここで和解して仲良くされても読者としてはモヤっとするものがあります。
この抗争の落とし所はどうなるのか興味津々です。
まとめ
以上、「東京卍リベンジャーズ」【173話】最新話のネタバレあらすじを紹介しました。
次回の「東京卍リベンジャーズ」【1174話】ネタバレあらすじの掲載は9月16日の予定になります。
「東京卍リベンジャーズ」の最新話までのネタバレ一覧はこちらにまとめてあります。